🍇食育「だしの飲み比べ」
本日は、食育「だしの飲み比べ」を行いました。
給食室の福井先生より、「味」について教えてもらいます。
味には、あまみ、にがみ、からみ、さんみ、そして今日の主役、
うまみの5種類があります。
本日のだしを学ぶ食材は3つ。
それぞれのテーブルに、かつおぶし、にぼし、こんぶが順に配られ、触ってみたり、匂いを嗅いでみたりします。
〜かつおぶし〜
「さらさら〜」
「かつおぶしってなにからできてるの?」
〜にぼし〜
「これ食べたことある〜!」
「なんか小さくて可愛いね」
〜昆布〜
「しょっぱい匂いがする!」
「塩昆布みたいな匂い!」
実際にかつおぶしから出汁を取る方法も見ます。
そしていよいよカップに、それぞれのだし汁を入れて、飲んでみます。
「おいしそうー!」
という飲む前の子どもたちのテンションは一転、
「・・・なんか・・・変な味・・・」
「ぬめぬめする・・・(昆布だしを飲んで)」
と険しい顔をする子どもたち。
今回のだし汁は、塩やしょうゆを一切入れず、そのままの味を堪能したため、
飲んだことのない味に子どもたちは少し戸惑っていました。
その後、だし入りの味噌汁と、水に味噌を溶いただけの汁を飲み比べました。
だし入りの味噌汁を飲んだ子どもたちは、「おいしいー!!!」「いつもの給食の味だ!」
「おかわりしたいー!」「もっと欲しいー!」と大喜び。
次にだし無し味噌汁を飲むと、
「うーん、おいしいけど、さっきのほうがおいしいな」
「なんかお味噌の味だけする」
と、美味しいけれども、もっと欲しい、おかわりが欲しいという声は出ませんでした。
先ほどまでみんなが「変な味・・・」と言っていたおだしを入れると、こんなに美味しくなるんだね、
魔法みたいで不思議だね、と話していました。
どっちが好きだったかな?と聞くと、だし入りの味噌汁の方にたくさん手が上がり、
子どもたちの味覚も、日々の食事で発達しているなと感じました。
他にも、いつも給食で出てくる汁物が、「味噌汁」なのか「おすまし」なのか「スープ」なのか、
見分けがつかず呼び方に困っている子どもたちのために、味噌汁とすまし汁の作り方、
原料、見た目の違いも教えてもらいました。
いつも食べているものが、どうやってできているのか、何が入っているのか、を学べる良い機会になりました。
今日の給食のお味噌汁も美味しかったです。