大切な日のために、色染めをしてプレゼントを作ることにしました。材料は玉ねぎの皮。給食室にもお願いして玉ねぎを毎日少しずつ剥いたり、お家から持ってきてくれる子がいたりでたくさんの玉ねぎの皮が集まりました。

用意したハンカチやバックにビー玉と、園庭からちょうどよいサイズの小石を拾ってきた子どもたち、それらで模様をつけました。

準備ができたら、用意した玉ねぎの皮を煮出して染め液を作りました。大きな鍋に、自分のものをドキドキしながら入れて、ぐつぐつと20分煮込みました。

染まるまでの間には、大切な人のことを思いながらカードづくりをしました。収穫し忘れて大きくなりすぎたオクラを使って模様をつけ、メッセージを入れました。

翌日、色止めをして一晩おいてあったハンカチやバックのビー玉や石を外すと、面白い模様ができていて友だちと見せ合ったり、思いがけない模様に驚いたりしていました。それを水をためたたらいの中で丁寧に洗いました。大切な人のことを思い、一生懸命に作っていた子どもたち。気持ちが届いて、その日がみんなにとって、うれしい一日となりますように・・・。