🍇クッキング「プリン🍮」
夏休み前から「今度ぶどうぐみでプリン作るんだよー!」といろんな人に話していたぶどうぐみの子どもたち。
実は担任からは特に提案も相談もしておらず、「そうなの!?」と担任も驚いていました。
子どもたちの中で「プリンを作りたいね」「作れるかな」という会話から、そうなっていったようです。
そのため、今回のクッキングではプリンを作ることにしました。
「材料って何を入れるんだろうね?プリンってどうして黄色いのかな?」という疑問があがり、「みかん入れるんじゃない?」「桃(黄桃)じゃない?」「たまごかなぁ」「えーたまごは入れないよ!」と想像を膨らませる子どもたち。
いざ材料を発表すると、卵を入れることに驚いている子が何人もいました。
そしてクッキング前日。
今回は、お当番さんおグループごとにひとつのボウルを使って作るので、4つの材料を、それぞれ誰が入れるか、役割分担を話し合いで決めてもらうことにしました。
きっとじゃんけんになるグループがあるだろうなぁ、意見がぶつかって話し合いが進まないところがあるかな?やりたい役をできなくて涙する子も出てくるかな…と、仲介に入る心配をしていた担任ですが、
話し合いから早々に、「決まったよー」との声が。
なんと、ほぼ全グループが、話し合いでスムーズに役割分担を決めていましいた!!
1学期には「話し合いってなに…?」と、誰から口火を切っていいのかわからない様子や、隣の人とは話せるけれど4人では難しい、自分の意見を言うことはできるけど相手の意見とぶつかってしまう、という様子が見られていたのに、こんなに短期間でできるようになるとは予想外で、成長にとても驚きました。
そして今日は、昨日決めた係をもとに、卵を割り、砂糖を入れて交代でぐるぐる。
温かい牛乳といい香りのするバニラエッセンスを入れてぐるぐる。
最後にココットに注ぎ入れます。
この作業もとても上手で、こぼさないように、溢れないように慎重に工夫姿が見られました。
グループで協力し、あっという間に終わりました!
最後に、「なんでプリンが固まるんだろう?」という疑問が出てきたので、温めるのか、冷やして固めるのかをみんなで考えました。
ゼリーみたいに冷やすのかも!という子もたくさんいたので、「お家の冷蔵庫にある牛乳と卵って、固まってるかな?」と考え、そういえば固まっていないな…と思い出し、次に、「実は牛乳は温めても液体のままなんだけど、卵はどうかな?」と考えると「あ、ゆでたまご!」「目玉焼きになる!」とこれまでの経験から、卵は熱を加えると固まる性質があることを知り、それによってプリンが固まることに気づきました。
出来立てプリンを給食でいただきま〜す。
「ぷるぷる〜」
「おいしすぎて明日も作りたい!」
「茶色い(カラメルソース)のがちょっと苦い…」
「おうちのとは味が違うなあ」
などさまざまな意見がありました。
中にはプリンが苦手な子もいましたが、「作るのはとっても楽しかった!」と、みんなで協力した過程を楽しんでいました。
クラス全員が「大好き」「おいしい」と思えるものを作ることは難しいですが、苦手なものでも今回のように友達と協力してクッキングする過程を楽しんで貰えたならと思って活動に取り組んでいます。
ぜひ、お家でも、今日のお話を聞いてみてください。