🌥おさかな講習会(そら組)
本日は、味の教室協会の皆様による、「おさかな講習会」が開催されました。
普段私たちは、スーパーなどで目にする魚は切り身が多かったり、子どもたちは料理になって食卓に並んだ状態のお魚を見る機会が多いのではないでしょうか。
でもその魚ってどこに住んでて、どうやってここまできて、何を食べて育ったの?そんな、私たちの口に入るまでのルーツを学びました。
初めは、パペットやパネルシアターを使って、今日ここに来た魚達は、京都タワー2つ分の深さに住んでいることを教えてくださり、漁師さんは船で朝早くに出かけて魚をとっていることなどを映像を通して教えてくださいました。
その後、そらぐみはランチルームへ移動。
こんなに大きなスケソウダラの解体を見ました。
開腹するとなかにはたくさんの内臓が。そのひとつひとつを説明してくださいます。
「腸についているこの白い虫はなんだかわかる?」と先生。
すると「アニサキス!」と即答の子どもも。よく知っていますね。
スケソウダラに寄生したアニサキスはこの大きさだけど、これはクジラに食べられるためにいるそうです。くじらに寄生したアニサキスはもっと大きく成長するとか。
その後、胃袋を切り開いて、小魚やエビを食べて育ったこと、心臓が小さくて真っ赤なこと、そしてみんなの大好きなタラコも発見しました。
さあ、いよいよ実践です。
1人1匹、小さなスケソウダラをさばいていきます。
先生にお手本を見せていただき、挑戦。
尻尾から頭に向かって刃を滑らせて、ウロコの除去。
肛門からハサミを入れて、頭の方まで切ったら今度はヒレを避けながら尻尾の方まで。そうすると綺麗に内臓が見えます。
あとは手で取り出して、ペーパーでお腹の中を拭き、完成。
子ども達は見事な手さばきで、とても初めてとは思えないくらい上手でした。
講師の先生が美味しい煮付けにしてくださっている間に、雑魚の観察。
平べったい魚や、ウロコがザラザラした魚、ゴツゴツした魚や、こんにゃくみたいにプルプルの魚、ヒトデやイソギンチャクの仲間もいて、講師の先生に「このさかな、なんて名前?」「これはたべられるの?」と質問攻め。
そんな楽しい時間も終わると、いい匂いが漂って来ました。
そらぐみがさばいたスケソウダラは、美味しい煮付けに。
園長先生お手製の味噌汁も添えていただきます。
頭としっぽ、それぞれ好きな方を選んで食べました。上手に骨も取りながら堪能。
「家ではさかなはほとんど食べない」と伺っていた子も、ぺろり。
聖光幼稚園でも初の試みで、子ども達のなかには、魚が怖くて触れない子がいるのでは?、内臓を見たら気持ち悪くなってしまうのでは?と心配してた部分もあったのですが、そんな心配をよそに、楽しそうに魚と触れ合い、魚について知り、そして、命をいただく大切さを学びました。
子ども達も、講師の先生方に「またきてね!!!」と玄関を出るまでついて行って何度も見送りをするほど、楽しかったようです。
保護者の皆さんもぜひ、たくさんお話を聞いてみてください。