新たな宿題

「ウィズ コロナ」という言葉が、いろんなところで目につく今日この頃です。

「新しい生活様式」に適応してください、ということもよく耳にするような気がします。

ということは、コロナとともに新しい保育の形を模索しなければならないのか。

以前の形には、戻せないということなのか!!?

「うーん」と立ち止まって考えています。

明日から7月が始まります。

確かにこの4ヶ月ほど、全くと言って良いほど、生活の形、保育の形は変わりました。

準備していたものは、ほとんどの場合、実施が難しく、スケジュールも大幅に変わりました。

保育内容においても神経を尖らせるのは、感染症予防が大きな幅を占めるようになりました。

昨日からようやく全クラスでお弁当が始まりました。

「ようやく」という言葉を用いましたが、より緊張感が高まっているというのが本音かもしれません。

コロナ禍の食卓は、このような光景です。

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「ウィズ コロナ」だから、仕方ないといえば、仕方ないのでしょう。

どこかのラーメン屋では、味わうために隣の客とは、隔てがあるというのは有名な話です。

しかし、まさか楽しい昼食の時間がこのような光景になるとは!と、改めて写真を見ながら1日を振り返っています。

コロナ感染防止策が続く中で、以前の幼稚園で見られた光景は消え、新たなる光景が私たちの目の前に広がる時代となりました。

先日の職員会議では、新たな宿題を検討する作業に入りました。

この数ヶ月は、コロナ感染症予防を具体的にすることにとらわれる毎日を過ごし、時間を費やしました。

今後もそれらは引き続き行わなければなりません。

この間のストレスは、以前の保育をどのようにすれば、また元の姿に戻せるかという思いを抱えながら、戻すことのできない現実に疲れ果てていました。

しかし、「元に戻す」ということから一旦離れなければならないということを思い知らされています。

つまり、「コロナ禍における保育」において、何を目標に保育内容を設定していくことができるのかという段階に入っています。

それは実質的な感染症予防はもちろんのことながら、コロナありきで保育内容をどのように見直すことができるのかということなのだろうと思います。

このような事態を想定していなかっただけに、手探りと挑戦の毎日です。

さまざまな情報とさまざまな不安を抱える状況下で、危機を乗り越えるアイデアが与えられるようにと神さまに問いかけながら歩みたいと思います。

難しく、変動的な情勢ではございますが、保護者のみなさまのお力とお知恵、ご理解とご協力をいただきながら歩む日々を過ごすことができればと願っています。