お誕生日会でのお話

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(ミャンマーの市場を描いた絵)

昨日、お誕生日会があり、そら組さんにミャンマーのお話をしました。

と言いますのは、出張でミャンマーのヤンゴンに行くことがあり、電車に乗って見た風景の話やあるエピソードをお話しました。

私の見たミャンマーは、思った以上に貧富の格差があるということです。

また付随して衛生状況も良いものではありませんでした。

また幼稚園児と同じぐらいの子供たちが道端で外国人相手に物を売っていたり、お金を恵んで欲しいと近寄ってくるのです。

私は、原則としてお金を渡すことはしないと決めていますが、しかし、ある子供に渡してしまいました。

その子供は、父親と一緒に路上でお金を恵んでくださいと座り込んでいました。

私と目が合い、立ち上がって付いてきて、駅に向かう私にずっと話しかけてきました。

私が「さっきのが君のお父さんかい?」と尋ねると、頷くので、どうもそのようなのです。

それに同情されてしまい。少しですけれども一日か二日は食べれる分を渡してしまいました。

というのは、一緒に座り込んでいるお父さんには、片方足がなく、ドロドロになりながら人に頭を下げていたのです。

その横で子供と一緒にいることがどんな辛いだろうかと想像しながら、ついつい渡してしまったのです。

このようにミャンマーでは、生活水準が高くなく、日毎の糧が得られないという家庭も少なくありません。

ミャンマーヤンゴン市内にある聖光教会・幼稚園とも同系列である聖十字教会(Holy Cross Church)では孤児院の働きをしていました。

現在も40人ほどの孤児が親元を離れて施設で過ごしているということでした。

これは経済的な理由により、子供たちに食べさせてあげられないという貧しさによるものだそうです。

一方でミャンマーには、高級車も走っていたり、高級デパートもありました。

またそこで買い物をするミャンマーの方々もいるのです。

その光景を見ると、どのような社会構造なのかと、そのギャップを理解できませんでした。

それほどに格差は開いており、貧しい一般層が多いのです。

私は子供たちの表情を見ながら、何とかその苦しみから解放してあげることはできないのかと、胸が痛む思いを持ちつつ、そら組さんにお話させていただきました。